「下手なことをいうとマズイ」

  「自分ではどうしたらいいのか分からない」

  クライアント様の中には、そんな「深い悩み」を抱えて連絡してくる方もおられます。

  私がどのような姿勢でスピーチの作成にあたってるのか、参考にしてください。

  (プライバシー保護の観点から、内容は大きく変えてあります)
  (文章を引用して、スピーチを作成する行為は絶対にお止めください)

褒める所がない新郎

●依頼者:新郎の勤務先社長(主賓あいさつ)

新郎は仕事の飲み込みが悪く、はっきり言えば「お荷物社員」しかし、社長の親族であり、そのこともあって会社の内外から招待客がくることになっている。


●私がスピーチの作成にあたって考えたこと

余計なことをいうと「地雷を踏む」リスクが大きい案件。
・仕事の「結果」ではなく「プロセス」を褒める(皮肉にならない範囲で)
・暖かいムードの演出を行い(「大きな花を咲かせる」などのフレーズ)励ましに徹する。


●スピーチの一部(仕事ぶりの紹介)

武夫君は、現在30歳です。
10年前に入社以来、工場及び、現場における管理部門、生産設計を担当してくれております。
20代の武夫君は、ねばり強く努力を続け、数多くの経験を積んできたと思います。私のアドバイスを真正面から受け止め、毎日がんばってくれている武夫君には、本当に感謝しております。
武夫君が、これからさらに、大きな花を咲かせてくれることを願って止みません。

新婦の元ダンナは自分の元ダンナ

●依頼者:新婦の「友人」(友人あいさつ)

ある日、依頼者(Aさん)のSNS(ソーシャルネットワーキングサービス)に面識のない女性(Bさん)から友達申請ととともにメッセージが届く。
「私の夫はあなたの元ご主人Cです。彼の不誠実な人柄には、ほとほと疲れました。突然の連絡ごめんなさい。話を聞いてもらってもいいですか」
AさんはBさんの状況を知り励ます。SNS上でのやり取りが多かったが、実際に会ったこともあり、C氏との離婚、新たな男性との交際、再婚を決意する迄の間、「よき相談相手」としての関係が続いていく。
新婦のBさんは、「ぜひAさんにスピーチをして欲しいんです!」とのことであるが、「他のお友だちに頼んだ方がいいわよ」と困惑。ただ天然系のBさんを説得しきれず、やむなくスピーチを引き受けることになった。


●私がスピーチの作成にあたって考えたこと

話を一通り伺ってから、近藤がAさんに伝えたのは以下の内容。
・新婦とのご縁や具体的なエピソードには触れられません。間接的な表現も不可です。
・はじめから結びまで「メルヘンチックな言葉」で通し、雰囲気に逃げましょう。


●スピーチの一部(冒頭部分)

 朋子ちゃん、今いろんなことが頭の中を巡っています。
 きれいなもみじの葉も、光が差さない地面の中で足元を固め、誰が見ていなくても栄養を吸い上げている根があるからこそ、人の心を豊かにすることができると感じています。
 貴女の笑顔を見ていると、真っ赤に色づいたもみじの花びらと、風が吹いても揺るがない、丈夫な幹、両方の姿が浮かんできます。
 今日貴女が、爽やかな秋を弘之さんと迎えたことを、ここにいるみんなで祝福したいと思います。
※以下、「春夏秋冬」の移り変わりをイメージし、抽象的な話が結びまで続く。

「新郎」は女性 もと高校の教え子

●依頼者:新郎(実は女性「性同一性障害」)がもと通っていた高校の先生(主賓あいさつ)

「新郎」は「性同一障害」を持っていた生徒。しかし「男性」的な潔い人柄は男女を問わず人望があり、同級生の中で悪くいう人は皆無。

結婚式の出席者のほとんどは、新婦のことについて知っていると思われるが、念のために「含みを感じさせる言い回し」は避けたいとの思い。


●私がスピーチの作成にあたって考えたこと

「男らしい」や「モテるタイプ」などの表現は、「聞いている同級生の微妙な反応」を生じさせるリスクがあると判断。「爽やかな男の子」的なイメージを感じさせながらも、「男女を問わない人気者」的な内容が適切である。


●スピーチの一部(お人柄の紹介)

 明るくて活発、カラッとしていて、みんなからの人望が厚い城島君。あなたは私にとっても、自慢の生徒であり、クラスメートにとっても、大切な仲間でありました。




 



   

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