ご利用者インタビュー(関本尚和 様<仮名>)

まずは、近藤スピーチライターとの出会いについてお話しします。

■ 関本様について教えてください。

関本尚和といいます。長野県にあります、精密機械メーカーで代表取締役をしております。

近藤スピーチライターに代筆を依頼したのは、今回が5回目になります。2011年の12月に取引先の関係のスピーチでお願いしたのがきっかけになりまして、その後の4回は部下の結婚式におけるあいさつ文を作成してもらいました。2013年の6月、2014年には2月と8月の2回、そして今回2015年の10月、原稿を書いてもらいました。

■ 最初は結婚式以外のあいさつだったということですね。内容を簡単に説明してください。

先代の社長からお世話になっている、取引先の社長が公的な機関から表彰されることになりました。昔からの関係や先方の業績をうまく表現してもらい、結びに近いところでは、地元に対する郷土愛を綺麗な言葉でまとめてくれました。

■ その後は、結婚式のあいさつで繰り返し代筆サービスを利用されたということですね。

そうです。その後の案件とは状況は違いましたが、近藤さんの文章を組み立てる力と言葉のセンス、フラットな立ち位置で、率直に意見を述べてくれる姿勢に共感しまして、4回のリピートに繋がっています。

出席した結婚式で目撃した「人の失敗」から多くを学び取る

■ スピーチをされる機会が多いようですが、個人的な体験や気づいたことがあればお話ください。

私がスピーチをするしないは別にして、昔からよく結婚式には出席していました。主賓あいさつを行う社長によくいるのが、「仕事の説明を長々と話し続ける」人です。例えば、5分近く業務内容の説明が続いて、結局何がいいたいのかわからない人。ひどい人では15分近く社員に向けての朝礼のような話をして、司会に止められる人などもいました。

■ そのような姿を見ていて、どんな印象を持ちましたか。

恥ずかしいなと思いました。しかし自分も、下手をすれば「裸の王様」になってしまうのではないかと感じることがあります。さらにいえば、常日頃、会社のいろんなところに目配りし考え続ける習慣がある私ですので、いざ社外の人に業務内容をお話する時には、「優先順位をつけて話す」ことが難しいように感じます。

そんな私に取って近藤スピーチライターは、「本音モードの意見」をいってくれ、「第三者の見方」を教えてくれる人でして、非常に感謝しております。

依頼した4回の結婚式スピーチについて

■ それでは、代筆サービスを利用された結婚式スピーチについて伺います。いずれも会社の部下の方が結婚されたときの主賓スピーチということでよろしいでしょうか。

はい。新郎側が3回、新郎新婦両方のあいさつ(※いわゆる「社内結婚」)が1回ありました。

■ 新郎新婦の皆さんは、それぞれどのようなお立場で仕事をされていますか。

新婦も含めて、皆技術部門の社員です。弊社はそれほど規模の大きな会社ではありませんので、極端に専門化してはいません。サッカーのように大まかなポジションは決まっていても手が足らない時にはお互いにサポートしあい、パスやアシストを行うという形で仕事を行っています。

■ 御社は精密機械メーカーと伺いました。支障がない部分で業務内容のお話をいただければ幸いです。

工場の中で使う、「生産コストを低く抑えるための仕組み」に特化した会社です。一般の消費者にはなじみのない分野であり、結婚式の会場にいる人たちにとっても、「今まで聞いたことがない」業種だと思います。

■ 先程、「会社について長話をする」よその社長についてお話がありました。社長ご自身も気をつけている部分だとは思いますが、業務内容について近藤スピーチライターが作成した原稿の中ではどのような表現がされていましたか。

「踏み込みすぎず」「説明が足らないということもない」結婚式場の会場にいる人たちの「表情」を思い浮かべて考えている文章だと感じました。

実は、私がリピーターになったきっかけは、近藤さんが非常にニッチな分野である弊社の業務内容をうまく表現してくれたことが大きかったと思います。【以下参照】

スピーチ作成例(新郎新婦が勤めている会社の説明を行っている箇所)

■ 新郎や新婦の状況に応じて、この文章をカスタマイズしているということでしょうか。

いいえ基本的には、どのスピーチにおいてもこの内容をもとに説明をしています。

実は2回目の案件で近藤さんが、「少し表現を変えたほうがいいのではないですか」と言われて違う文章を提案してくれたことがありました。前回の結婚式に出席した人に「関本社長はまた同じ話をしている」と思われることを防ぐための配慮でありました。

ただ、1回目のスピーチで行った会社の説明は、「内容がよくわかった」「すっきりと頭に入ります」と、新郎新婦のご親族からとても好評でした。「これだけの完成度のものを、あえていじらなくてもいいのではないか」私はこのように考え、「今後の結婚式においても、この内容をテンプレートとして使いたい」と近藤さんに相談しました。「わかりました」ということで、今に至っています。

さらに深まった社員との信頼関係

■ スピーチをしてもらった新郎新婦の反応はいかがでしたか。

結婚式が明けて、次の出勤日には皆、朝一番に私のところに来て「ありがとうございました」といってくれます。もちろん、社員と従業員の関係ですので、100%「本音のつき合い」をしているというわけでもありませんが、スピーチをしてあげた社員は、全員今でも辞めずに頑張ってくれています。

私と先代の社長の間には、血縁関係はありません。今の立場になったのは20年前ですが、いわば私も昔はスピーチしてあげた社員と同じような立場でした。

私も経験があるのですが、冠婚葬祭の節目で上司や先輩に励ましてもらうことは、心の中に強い印象として残ります。「物を作る」という以上に「人を育てていく」ということが会社の発展に繋がると思いますが、結婚式においていい話をしてあげることは、最高の投資ではないかと感じています。

近藤スピーチライターとのやり取りについて

■ 先程、近藤スピーチライターが、「本音で意見をいってくれる」というお話がありました。具体的にどのようなやり取りをしているのか教えてください。

近藤さんは電話での受け答えはとても丁寧な人だと思います。さらにボキャブラリーが豊富で、生真面目なキャラの中にも、時折ウィットの聞いた冗談をはさんでくれ、取材の段階では「良い聞き役」に徹してくれていると思います。

ただし、修正の段階でこちらの考えや要望を伝えた時には、「わかりました。ただ私はこのように考えます」というメッセージを発してくることがあります。少し言いにくいような内容の時にはメールを使い、電話においても私の考えを少しずつ引き出しながら、一つ一つ丁寧に「なぜそうなるのか」ということを述べながら、「説得」しようとしていると感じることがあります。

■ 踏み込んで伺います。例えばどのような内容について、「指摘」や「説得」があるのでしょうか。

先程、よその社長を引き合いにしてお話したことに関連しますが、私自身も「仕事の内容をたくさん話したい」というマインドが働いてしまうことがあります。

直近の結婚式スピーチで、近藤さんが仕事の内容を題材にして、贈る言葉を考えてくれたのですが、そこで私の「社長」モードにオンが入ってしまいました。そして、私なりに考えた上、原案よりもさらに濃い内容の説明を盛り込んだ、修正の要望をメールで送りました。

今までのやり取りなら、間髪入れずに添削やコメントのメールをくれたのですが、今回の返事は、やや日にちをおいてから返信メールが届きました。内容は「すでに業務内容の説明において、会社の実務は盛り込んであります。全体のバランスを考え、贈る言葉は『一歩引いた表現』に留めた方がよろしいのではないでしょうか」ということでした。

わかりやすく言えば、今回は近藤さんとの間で「綱引き」のようなやり取りがあったのですが、最終的には私の決断に基づいて文章をまとめてくれました。

あとで聞いたのですが、近藤さんは「少しお返事に間を置いたのは、関本社長が私の考えに『気付いてくれる』方が、納得感を持って『完成』の決断をしてくれると思ったからです(笑)」とのことでした。

まるで歴史小説の中に出てくる、主君を諌めようとする家臣のような話ですが、外注のスピーチライターという立場で、そこまで私のことを心配してくれることに感銘を受けました。

■ お節介な事をするという印象はありませんでしたか。

いいえ、近藤さんとのやり取りはとても刺激になります。

リスクを取って直言してくれる社員というのは、現実的にはほとんどいないと思います。これは私自身がサラリーマンであったからこそ感じる部分です。

例えば仮に、弊社の事務方の社員で文章力に長けた人間がいたとしても、私は「スピーチを考えてくれ」とはならないと思います。

なぜなら、どうしても「お世辞」や「自分は会社の人間である」という気持ちが働き、社内で行われるパーティーの延長線上のあいさつ文しかできあがってこないことは、容易に想像できるからです。

やはり独特の緊張感がある結婚式の主賓スピーチ

■ 詳しいお話をいただきましてありがとうございます。関本社長は冷静に自己分析をされていると思いますが、やはり、数多くのスピーチを目にしてきたということが生かされているということでしょうか。

「人の振り見て~」ということわざもありますが、「わかっていても難しい」というのが結婚式スピーチにおける仕事の紹介だと思います。

長野県の県民性としていえることは、粘り強く物づくりにおいては、集中力を発揮する反面、頑固で器用さに欠けるというところでしょうか。近藤スピーチライターは今までの案件を通して、私の性格や考え方を注意深く見てくれていたのではないかと思います。最終的に話す内容を決めるのは自分自身ですが、粘り強く私とのやりとりにつき合ってくれたことに感謝しています。

結婚式の主賓挨拶には、体験した人でないとわからない独特の緊張感があります。私自身、全く気負うことなくスムーズに話をすることができることもあれば、例え原稿を用意していても緊張で震えることもあります。

張りつめた空気を感じる時と、リラックスしたムードの披露宴の違いはどこにあるのか、自分の中で答えは見つかっていませんが、これからも近藤スピーチライターとのやりとりを通して、スピーチの本番に臨みたいと思っています。

スピーチに臨まれる人へのメッセージ

■ この記事を読んでいる読者に対して、メッセージをお願いします。

上手い下手は別にして、「スピーチの文章を考える」ことは自分でもできます。さらには、身近な人に助けてもらうこともできるでしょう。

ただ、「しっかりとチェックをしてくれる人」を見つけるのは、実はとても難しいことだと思います。貴重な時間を大切に使うためにも、「ツボを押さえている人」を探す努力をしてもらうのがいいと思います。

■ 本日は貴重なお話しをいただき、ありがとうございました。



※本インタビュー記事は、クライアント様の特別な許可を得て取材、構成したものです。
※紹介させていただいた、スビーチ本文における、個人的な事柄はー部割愛させていただき、クライアント様ならびに新郎新婦のお名前は仮名にしております。
※本サービスは、個人情報保護法を順守し、クライアント様の許可を得ていないスビーチ文章の引用や、エビソードなどの紹介はー切致しません。



 



   


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