司法書士の結婚式主賓スピーチ(「贈る言葉」の例文)


スピーチライターの近藤圭太です。

 

司法書士の先生から、結婚式の主賓スピーチを頼まれることがよくあります。

新郎の立場ですが、以下の状況が多いように思われます。

【A】同じ事務所に所属している、後輩の司法書士

もしくは

【B】事務所に勤めながら、司法書士試験に挑戦している人

 

新郎の立場にもよりますが、例えば【A】の場合には

「将来的に独立したいと思っているが、(新婦や親戚への影響を考えると)現時点では公言するのがはばかられる」

という場合もあるでしょうし【B】の立場の人の中には、

「何回も試験に挑戦しているが、なかなか合格できない」

という人もいるのではないでしょうか。

 

【A】【B】双方の状況を想定した贈る言葉を考えました。参考にしてください。

 

【例文A 同じ事務所に所属している、後輩の司法書士に向けた、贈る言葉】

私も家内と一緒になったときは、ある先生の事務所に所属していました。実は今でも私の家庭は共稼ぎでして、家内は美容院を自営していますが、昔も今も私の良き相談相手になってくれています。

お互いに自立した「一人の人間同士」という尊敬の思いがあるからこそ、今まで家庭生活を送ることができたと考えております。夫婦のあり方や家庭の姿には決まった形はありませんが、どうかお二人におかれましても、今日の話を少しだけ参考にしていただき、仕事も家庭も充実した日々を過ごしていただければ嬉しく思います。

※間接的な表現ですが、「将来独立する時には、奥さんとよく相談しなさいよ」というアドバイスを伝えています。贈る言葉においては、いかにも「~してください」的な上から目線ではなく、「気づきのヒントを伝える」というスタンスが自然であり、新郎新婦や聞いた人の共感を得ることができます。

 

【例文B 事務所に勤めながら、司法書士試験に挑戦している人に向けた、贈る言葉】

プロスポーツにおいては、「女性が男性よりも活躍している」このような例がよく見られます。女子のサッカーにおいてもそうでしょうし、フィギアスケート等においても同じことが言えるでしょう。

NHKの朝ドラなどでも、活動的な奥さんを支えるご主人の姿が描かれたりしていますが、「人を見る目」においては、その旦那さんはたぐいまれな能力を持っておりまして、「組み合わせ」によっては人の力は「足し算」だけではなく、「掛け算」となって大きく花開くことを私たちに教えてくれます。

どうかお二人におかれましても、お互いに良き女房役であり、いい球をど真ん中に投げ込むエースでもあるという強い心を持ち、バランスの取れた最強のバッテリーとして、数十年という長いシーズンを勝ち抜いていただければ嬉しく思います。

※例えばなしをうまく用いれば、「アドバイス」という時に上から目線と思われるリスクを回避することができます。周囲の人には「一般的な励まし」と言う印象を与えながらも、新郎新婦の中では「ピンポイントのメッセージ」と受け止めてもらえるアドバイスであれば、うまく「丸く収まる」表現になると思います。

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